肌荒れは日々のメイクが原因?

毛穴内に存在する皮脂腺から分泌される皮脂は空気に触れたり、紫外線に当たることで酸化されてしまいます。
皮脂などの油脂成分は酸化されると過酸化脂質に変化して不安定な物質へと変化し、肌に刺激を与えるようになります。

肌のシミ、色素沈着、くすみの原因の一つが皮脂や化粧品油脂成分の酸化の影響です。
これらは皮脂や化粧品に含まれる油脂成分が酸化して過酸化脂質という物質に変化し、肌に刺激を与えることで引き起こされるものです。

過酸化脂質とは?

肌の油分も化粧品の油分も、時間とともに酸化していきます。
酸化した脂質を「過酸化脂質」といい、これが肌荒れやシミなどを引き起こす原因に。
そのため、油分を多く含むファンデーションで肌を覆うのは良くない、と思われがちです。

ただし、化粧品は原則として、未開封の状態で3年は品質を保持できるようにつくられています。
きちんと精製された油分が配合されており、たった1日のメイクで酸化するとは考えにくいでしょう。
精製された化粧品の油分と比べ、みずから分泌する皮脂のほうが酸化しやすいといえます。

メイクを落とさずに寝るということは、酸化しやすい皮脂が落とせない、ということ。
過剰な皮脂はメイク直しのときに抑え、帰宅したら早めにクレンジングしましょう。